
告訴状について
被害届と告訴状の違いについてご説明いたします。
告訴とは

告訴とは、告訴権者(犯罪の被害を受けられている方やその法定代理人のこと)が警察官または検察官等に対し、犯罪事実を申告し、犯罪者の処罰を求める意思表示のことを云います。
それに対して、被害届は、単に被害があった事実を『知らせる』だけの届出になります。
捜査機関は、刑事訴訟法242条、260条により、告訴状を受理すると、捜査を開始、検察官に書類を送付したり、起訴をしたかどうかの結論を通知する義務が生じます。
それだけに、告訴状は、手続きが複雑で定められたルールがあり、十分に注意する必要があります。
例えば、捜査が入ることから、相手に対する人権侵害や虚偽告訴に注意しなければなりません。